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TourDiary -2005-

シンガポール公演日誌4月 (ラッフルズホテルのシアターにて。キャパ380)ダイアリー画像

この公演の成り立ちを言いますと・・・。
昨年4月のソウルインターナショナルインプロバイゼーションダンスフェスティバルに招待されたのがそもそもの発端で、それが9月のテジョン市でのインターナショナルダンスフェスティバルに繋がり、そこで出会ったプロデューサーでもあるダニーに招待してもらったという事です。えてして私はこういう風に人との繋がりで海外公演などさせてもらっておるしだいであります。


2005年4月11日(月曜)曇りダイアリー画像

AM7:35 定刻どおりに玄関のチャイムの音。いつものMKの迎えで関空まで順調に進む。乗り合った4人は誰も「嬉しい楽しい観光ではなく」どうみてもビジネスで南方へ向かうという趣のおっさん達であった。(私も当然その一員である)
飛行機もがらがらで3列シート1人じめじめ約7時間後チャンギ国際空港に到着。空港の周りはジャングルに囲まれており、昔行ったインドを彷彿させてくれる。
空港にはマネージャーのアンさんが向かえに来てくれており、タクシー約20分でホテル到着。そんなに広くない土地に立ち並ぶ美しい高層ビルディング、整った町並みと道路、もっと自然に囲まれているのかと思っておりましたが、ニューヨークより小規模なフィラデルフィアに感じが似ているかなと感じたしだいです「あーん」。
ホテルがまた豪勢でプールつきでおました。街の真ん中、あのラッフルズホテルから歩いて5分のオールソンホテル。荷物を置いて少々くつろいだ後、ディレクター兼ダンサーのダニーが迎えに来てくれてラッフルズホテルのシアターへ早速下見に行く、その後Rホテルのレストランでインドネシア料理をご馳走になる。もし旅の疲れが出てないのならという事で、ダニーの事務所とスタジオ(オデッセイダンスシアター)へ行く。車で10分弱ぐらい走ったとこダイアリー画像ろにあるアートセンター、そこには20近くの様々なアーティストが活動をしており、すべて国からサポートを受けて常時そこで活動しているという事だ。
ダニーは事務所とスタジオのスペースを2箇所づつ(4部屋)使用しており、どちらも私が行っているスタジオの1.5倍はありました。事務所もフランスの国際ダンスフェスティバル事務所ぐらい広く、インテリアにもこだわり、十分過ぎるほど良い条件で仕事していると思った。ダニーはしきりに私にシンガポールでの暮らしを薦めるのであった。
「うーん!もちょっと後で考えてみよう」


4月12日(火曜)晴れダイアリー画像

今回の公演は毎年ダニーが国からサポートを受けて年4回の公演を企画している中の一で、彼のカンパニーの一つであるフルタイムダンサー(プロフェッショッナル)を使った公演の、私はなんとゲストでおました。

私だけのリハーサル14:00~18:00。
ダニーのカンパニーメンバー、ジョナサン(英)とシムを紹介してもらう。
ジョナサンはロンドンから来てまだ4ヶ月のダンサー(ダニーのスカウト)、シムはマレーシアから来た実力派の可愛い女性ダンサーである。二人ともダンサーとしてテクニックもあり、立つ事も出来るプロフェッショナルである。
演目はヂュオ(ジョナサン、シム)・ソロ(ダニー)・ヂュオ(J/S)・ソロ(ヤザキ)のオーダーである。
久々のフロアーダンス「スペース4.5の初期バージョンとニューバージョンのコンプレックスバージョン」に身も心も疲れ果てしまいました。
「こんなはずではー!」と叫んでみたところでこだまが我が身に返って来るだけでみじめなので静かに頑張ります。

ダイアリー画像19:00ホテルのロビーで待ち合わせしてダニーと海辺のシーフードレストランへ向かう。ダニーは朝から200人の子供(8歳~10歳)にダンスを教えて、公演のリハーサルをやって事務所でデスクワークして私の接待。超タフ!義務感ではなく心から来たことを喜んでくれているので、私としてもその気持ちに答えたいものです。
チリクラブとムール貝のような貝とシンガポール焼き飯をご馳走になる。
途中激しいスコールに会うも、事前に席を移動しておったので大丈夫!
*今年の秋と来年のプロジェクトのお話をする。


4月13日(水曜)晴れダイアリー画像

11:00よりテクニカルの為の軽めのランスルー、13:00頃終了。フリータイム。
折角なのでおさえるとこはおさえとこうかという事でマーライオンにご挨拶に出向く。その後バカンスにきておる老白人夫婦の花園であるホテルのプールにて我1人スイミング!そしてその後お昼寝。「あーこの仕事しててつくづく良かった」と思いを馳せるつかの間の時間帯を楽しむ。
兎に角常夏の国シンガポールは暑い!路上誰も歩いてないなー、俺1人汗に濡れながら歩いておるのだなーと感慨にふけっておると、しばらくしてから長?い地下道と地下街がある事を発見!そりゃ地上に人がいない訳だわ。

19:00より再び衣装を着けてのランスルー。
今日一日総じて楽しみもありのハードデイ


4月14日(木曜)晴れダイアリー画像

午前 ブギスビレッジへ歩いてぶらり。ヒンズー教寺院と仏教寺院が並んであるとこらへんが、多国籍国家であるなーと納得。そして人種も多国籍なら車も多国籍である。私・車を見るのが少々好きな為気になるの!*自分で確認の為(アメリカ・インド・中国・韓国・フィリピン・タイ・シリア・レバノン・キプロス・チュニジア・南アフリカ・スイス・フランス・ルクセンブルク・ベルギー・オランダ・イギリス・アイルランド・シンガポール)と私が個人的に行って参りました国の中で車種数No1であるよ。それがどうした・・・・・。

15:00より軽めのランスルー。16:30~18:00までフリータイム。

ダイアリー画像20:00本番、客席9割方埋まる、子供から老人まで客層は広いようである。
今回自分の立場として恐れていたことがりました。それはダニーの作品はどれもシリアス、テクニカル、正統派のニューヨークモダンダンスの様なものなので、突然私の様な人をおちょくった様なものが出てくると凄い違和を感じさせて帰れコールでもおきないかと心配しておりました。それと70%が中国系の人種なので、今の社会情勢として日本パッシングと称してマンゴーでもぶつけられるかもという覚悟もしておりました。が蓋を開けると何の何の!世界中どこでやろうが笑いは共通ですね。特にこの作品に関しては反応が直に笑いで返ってくるという創りにしておりますゆえ、客が載っているかどうかがひしひしと伝わってくるのです(勿論全員ではありませんが)。アメリカ・フランス・韓国・チュニジア・南アフリカとどこでやっても反応は直に笑いとしてやって来ておりました。あーーーやっていて楽しかった。改めてこの作品のグローバル性に納得。誰も言ってはくれないので自画自賛!今だけね!すぐにくじけるから私。


4月15日(金曜)曇りのち雨

17:00までフりータイム。フリーとはいえ、今日本番を待つ身としてはそんなにはめを外す事も出来ず、まっとりあえずホテルの周りを歩いて散策、パルコ・西友などをうろうろとする、ここは商店街というより巨大ショッピングモールが数十箇所もある、なんとも例えようの無い街であります。全てを創り直し新しく美しくという思想なのか、あまり古いものがすぐには見つけられないような街であります。古いものを残している区域もあるのでしょうが、ごく少数であるようです。ダイアリー画像

17:00ダンサー・スタッフ集まり食事会(ダニーが終演後即ソウルへ向かう為)

20:00本番
今日はスポンサーの招待客でほぼいっぱいであったらしい。いわゆる接待公演?
まあこういう公演はえてしてやりにくいの何の、以前日本でも経験があるのですが、こういう人達は自分の楽しみ又は自分で金を払って見に来ていないので、いわゆるのりがはっきり言って悪いのよ!後々聞いてみると楽しんでいたようですが、私の今回のこの作品に関しては直の反応が命なの!私はたんたんと何の影響も受けずに進めばいいのではあるけれど・・・・
「そうしたわよ!」いかんせん初日が受けすぎなのよ!
という事で無事公演も終わり。ダニーはその足でソウルへと旅立つ、私も去年参加したインターナショナルインプロビゼーションフェスティバルに招待されたのと、ソウルのダンスカンパニーとのコラボレーション作品を創作する為。
ジョナサンと二人して高いビールを飲みに行く。(ちなみに酒とタバコは日本の倍以上します)


4月16日(土曜)曇り

Am6:30 チェックアウト 迎えのアンと共に空港へ。

あっ!ちゅーまのシンガポール公演!またまた続いていきそうな気配がちらほらとしております。また決定したら発表いたしますので、次回は6月のパリレジデンシーまで海外日誌はさようなら!ではまた

2005年4月16日 ヤザキタケシ

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