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TourDiary -2004-

パリ滞在記 2004年7月6日~7月11日分

7月6日 火曜日 晴れ

ダイアリー画像11時CND。
とうとう・やっと・ついに・作品に対する具体的方向性アイディアが滲み出てまいりましたよ。実は昨日、皆悩んだ末様々なアイディアを出し合いました。面白いものは沢山あったのですが、どれも具体案にはならず頭の中がオーバーヒートでタイムアウトとなっていたのです。そのかいあっての今日なのです。今日はリハーサルの半分以上をデスクの上で具体案のアイディアを練っておりました。

ダイアリー画像アンジェラが今日はご馳走してくれるという事で二人の住むモンマルトルへ行く。その前にアンラファの紹介でパリの芸術家達が住むアパートメント斡旋を取り仕切っている女ボス(マダム ブルーノ)と顔合わせをする。迫力と知性と柔軟性がありましたよマダムは。ちなみに昨日モンマルトルでドミニク・ピーノンを目撃、普通に道端でおばちゃんと立ち話しておりました。(ジャンピエールジュネ監督の常連、デリカテッセン・エイリアン4・アメリなどなど他出演作品多数の個性派俳優)


7月7日 水曜日 雨のち曇りのち晴れ

ダイアリー画像近くのカフェでクロワッサンとカフェクレムを頂く。
11時CND。
アンジェラが昨日BHV(デパート)で買ったコニカミノルタの500万画素のデジタルカメラを使っての撮影。新しいカメラを手に子供の様に嬉しそうにはしゃぐアンジェラはほんと微笑ましい限りです。(というのも、いつもは知性に満ちた落ち着きと鋭さを兼ね備えているからです)
17時半カタリスの面々(スミコ・ファビエンヌ・アンソフィー)が様子を見に来る。
新しい我々の具体案をアンジェラによって説明してもらう。思った以上にトレビアンな反応でした。さーこれからが腕の見せ所です、やっとスタート地点に着けたというとこですね。ぎゃんばりまっす。
19時半、パリ・アンダーグランド・フィルム・フェスティバルのディレクターとミーティング。彼女はケレの友人でもあり、スーザンバージ(私のコンテンポラリーの師匠)の知り合いでもあるようなので、私に興味を持ってくれてコンタクトをしてきてくれたようです。たまたま私が出演している、カメラガールとはまた別の映画(謝肉祭)のワンシーンで、夜の公園で踊っているシーンがあるのですが、それを踊りだけのシーンとしてDVDに編集してもらったものを持ってきていたので、それを渡しました。(また別の種を蒔いた訳です、どう実るか楽しみがまた増えました)


7月8日 木曜日 雨 寒い

ダイアリー画像11時CND。
17時半、クレア、ジェローム(元京都日仏学館の館長、今フランスアートセンターの館長)にプレゼンテーション。ラファエロがプレゼン様にコンピューターで解説図を作ったものと、動きと映像(音も兼ねる)のインプロでのやり取りを見せる。やる側としては、うまく出来たように思うが・・・。20時半、ここCNDで行われるボリス・シャルマッツの公演を鑑賞。
地下のグランドスタジオとその周りにあるスペース(楽屋・広い廊下)など5ヶ所、全6ヶ所を客も移動しながら見せるという傾向の作品である。半分以上台詞なのであまり分からなかったのですが、アイディア・コンセプトは面白いと思いました。(勿論移動しながら見せるというものは、今までにもたくさんあるしみた事もあるので、その事が面白いと思った訳ではありません)。演者は全部で15名。その人数で6つの場所を全て埋め、何分か毎に部屋を入れ替わって行くのです。ある部屋では、マイクの前で演説・またある部屋では振付をリレー式に伝える・またある部屋では役者とダンサーの台詞もしくは動きのコミュニケーション(次から次ぎへと変わってやってくるダンサーによってやりとりの内容が変わる)、グランドスタジオではそれぞれのソロを披露などなど。後で聞くところによると学校をモチーフに創作されていたとの事です。約2時間、演者にとってはとてもハードな作品ですね。言葉がもっと解ればもっと楽しめたかなー。


7月9日 金曜日 雨時々曇り まるで冬(街ではコート姿がたくさん)

ダイアリー画像10時、11月予定のシアターの下見とプロデューサーとのミーティング。
色々な条件が噛み合わないと中々スムーズには進行出来ない海外公演。再検討中。
12時CND。最後のリハーサル。18時無事終了。皆で事務所へお別れの挨拶。
19時半Liegeにあるパリダンスセンターではるみさんとおち合い、その後はるみさんの旦那さんが改築中のバーレストランを見せてもらう。デルピエロ似のいかしたクールな旦那さんの、手作りの風合とこだわりのある、毎日でも行きたくなる様な好い雰囲気のお店。まだまだ改築中なので、近くのbrasseriehe へ連れて行ってもらいエスカルゴと特上特大のステーキとボルドー・ブルゴーニュの2種類のワインをご馳走になり楽しいひと時を満喫する。また行きます、ありがとうございました。


7月10日 土曜日 曇りのち雨時々晴れ 冬

恐らく今日が最後の週の、ソールドハリケーン!「おかいもの・・・おかいもの・・・と」
19時半、スミコ宅にて、最後の晩餐ファビエンヌ、エリック、クララ(6歳)、マチュー(4歳)、アンソフィー、アンジェラ、ラファエロの面々。スミコさんの旦那ファブリスは日本に出張中。寿司パーティーでしたよーん。一足先に舌は日本へ。
話に夢中になりメトロ終了。タクシーを使って帰宅。
暗闇に浮かぶ光るエッフェルタワーが荘厳に感じられた。
明日は日本への旅路です。
帰ると休む暇なく次の日からリハーサル・クラスが始る事を考えるとちょっと大変、「ほっ」としたいのだけれども8月のフランス公演終わるまではお・あ・ず・け・ね。大変だけど張り合いやりがいがあってよろしい。身体に気を使ってがんばります。では
慣れてしまう事は、ある意味怖いですね。同じ宿同じ道程での同じ仕事場、憧れのパリであろうが、ニューヨークであろうが、京都であろうが、それが当たり前になってしまうと最初の感動が薄れてくるものです。今になって思いますが、平凡である事を意識せず、日々新しい気持ちを持てる人は凄いな。まさに東畑精一(農業経済学者)の言う「平凡の勝利」ですね。何事にも当てはまるかもよ、夫婦生活しかり・・・!では又 

2004年7月11日 日曜日 ヤザキタケシ 晴れ  

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