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TourDiary -2004-

国際マイムフェスティバルペリギュー(フランス)ツアーレポート 

ダイアリー画像7月31日 土曜日 大型台風上陸

 
国内線(四国行き)欠航中の中、無事離陸。
乗組員「黒田(音師)岸田(色師)小野(スタッフ)松本(舞師)佐藤(舞師)ヤザキ(舞師)の6名」
上海にて7時間のトランジット、ほとほと疲れきった身体を引きずり11時間のフライトに突入。


8月1日 日曜日 晴れ

パリ到着も休む暇なくオーストレルリッツ駅へ直行。ダイレクトでフランス南西部に位置するペリギューへ約4時間かけて移動、午後2時ごろ到着。延べで30時間弱の移動である。予定とは違う列車に乗った為、迎えはなし、連絡も付かず、小野氏を駅に残し、炎天下の中しかたなく劇場へと歩いて出向く。劇場にてエレン、エチエンなど関係者と再会。その後、駅経由でホテルまで車で送ってもらう。
皆飛行機でしっかり寝ていたせいなのか、はたまた基礎体力優良児なのかは分かりませんが、例にもれず皆元気で、ホテル到着後も早速旧市街へと繰り出す。


8月2日 月曜日 晴れ

まだ劇場へは入れない為(他のカンパニー公演中)、しかたなく(笑)旧市街を散策!
今年で22回目にもあたるここのフェスには過去、大野一雄さんをはじめ、アリアドーネの会、室伏鴻さんなど舞踏家が招待されておりましたが、昨年からメインディレクターが若いエチエンに変わって我々のようなものにもチャンスが回ってきたようです。
(オンメインシアター招待のきっかけになったのは、昨年11月のパリ日本文化会館でのADC単独公演でした。)
ここは期間と量では劣りますが、アビニョン演劇祭と同じようにオンシアター、オフシアター(路上パフォーマンス含む)などプログラムもオンとオフとに別れており、街のあらゆる場所でパフォーマンスが行われておりました。
街をぶらぶらしておりますと、そこになんと見覚えのある顔が突然現れたのでした。
「オリボー」ちゃん。彼女はフランス人と日本人のダブルで、以前私が出演していた劇団パノラマアワーのツアーに照明スタッフで同行していたのです、今はパリのベルトンポアレにある劇場専属だそうです。ここには知り合いである舞踏家ななみさん(名古屋在住)の付き添いで路上パフォーマンスのお手伝いに来ているようでした。

その夜、皆でAssociation W というソロ企画の公演(オン)を鑑賞する。
見事なまでのバランスと強さを兼ね備えた素晴らしいパフォーマーである。作品的には中盤以降ダレてしまって残念。何故か?動きは凄いのだけれど動きのボキャブラリーが読めてしまうので飽きてしまうのです。舞台の使い方も映像の工夫もしっかり構築しているにも関わらず、構成に少々無理ありと見た。(なんて・人の事は偉そうに言ってしまうタケシなのであった)

8月3日 火曜日 晴れ

仕込みとシューティングだけで一日が終わってしまった。
いつもは舞台道具関係とスタッフのまとめ役はOKIさんがやっていたのですが、今回はどうしても外せない仕事が1年前から入っていたので今回は来れず。その代わりに音師黒田が人肌脱いでくれまして、頼もしいかな、スタッフを皆取り仕切ってくれたのでした。彼にとって3回目海外ツアーという事もあり、自分から率先してフランス人スタッフとコミュニケーションを取り、音は勿論、道具、スケジュールに関しても完璧にリードしてくれました。黒ちゃんとは長年の付き合いでして、やるとは思っておりましたが、これ程までにやる奴だとは・・・・。御見それいたしました。ほんまメルシーボク!です。


8月4日 水曜日 曇り時々雨 本番

朝からプレス向けの記者会見に出向く。
今日のオンシアターに出演するカンパニー総出演。フェス側では英語とフランス語の通訳は雇ってくれていたのですが、私には少々無理があるので個人的に昨日会ったオリボーに通訳を交渉し、来てもらう事になる。

仕込みが遅れている事もあり、一番に取材をしてもらい終わり次第、即刻劇場へと向かう。
無事ゲネまでたどり着き、手直しもし「さあ!いくで!」と思ったときは開演15分前でした。「がちょ?ん!」
松本・佐藤・私とも落ち着きを取り戻し本番に挑む。
「えっ! 何? こ・こんなところで! こ・ここも? こ・これもかいな! ふーん」てな調子で、笑いが起こったり、途中拍手がきたり、手拍子が沸いてきたりと、中々日本では味わえない楽しい本番ライブとなりました。

終わった後の感想を聞こうにも、ディレクターもスタッフも22時からはじまる他の公演に行ってしまったので何も感想が聞けない状態。 戸惑いの中レストランへ行きそして宿舎へと向かう。


8月5日 木曜日 晴れ

早朝5:00向かえのタクシーに乗り込み、駅へと向かい5:20分のパリ行き列車に乗る。
途中、サトケン(佐藤)財布落とし事件発覚!ドゴール空港にて、財布見つかるの連絡受ける。「ほっ!」それと昨日の公演の感想をここで初めて知る。凄い勢いでスタッフもディレクターも「ハッピー」であったという事を、伝えてくれました。これまた「ほっ!」

無事、14時発の飛行機に乗り込み1時間後の15時離陸。

またまた上海で乗り換え、今回は開放的になっているので、皆で上海の街まで遊びに繰り出す。中国人ガイド(運転手)の人と漢字の筆談を試みながら(途中日本語の出来る人と電話で話す)満喫まではいきませんが、楽しい時間を過ごす。約28時間かけて関空到着。

私のいつもの習慣に付き合ってくれて、皆その足でうどんを食べに行く。「どんだけ食うんや!」三々五々岐路に着く。自宅に帰ってしばらくしてから、ペリギューのディレクターから直接、お礼の電話と良かったという感想を直接頂く。「ほっ・ほっー!」であった。

「ブルータイム」今回でやっと、叩き台が出来たという感じです。ある程度構成はしっかり作れたと思うので、これからの舞台上での我々のあり方・立ち方で、もっともっと深まっていく可能性が感じられたと思います。いつの日か関西で公演出来る事を約束します。

ではまた次のツアーで。            
2004年8月12日 ヤザキタケシ

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